ワイドデコラシオン（2022年生、母リュヌドサーブル）

ワイドデコラシオン（2022年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+勲章(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時11歳）と交配したリュヌドサーブルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。主な勝ち鞍は2025年の細久手宿特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田昌伸によって2,420万円で落札された。

辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

12月15日、デビュー戦は田口貫太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3歳（2025年）

1月11日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田口貫太騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったニューオーリンズに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月29日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田口貫太騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月10日、中9週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の細久手宿特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のララセドラティエに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。