サルンガ（2004年生、母スピーディーギャル）

サルンガ（2004年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヒンドゥー教の最高神が持っている『光の弓』」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時8歳）と交配したスピーディーギャルが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方34戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月28日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラウンドダンスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月1日、中5週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（2008年）

5月15日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、K’Sガーデン特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月29日、中1週で迎えた5戦目は、カペラ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた7戦目は、ペルセウス特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたセフティフェイマス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C6一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた11戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5歳（2009年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、岡田晴樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上D2四（園田ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡田晴樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた16戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月27日、中0週で迎えた17戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月28日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡瀬和幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で渡瀬和幸騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡瀬和幸騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた25戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（10戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダンシングスコールをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（13戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で渡瀬和幸騎手（15戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で渡瀬和幸騎手（16戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた34戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したブンメイミズキを差し切れず、2馬身差の2着となった。

4月7日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のオーラルサージャンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月20日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で上村勇人騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村勇人騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。