クインズセレネ（2021年生、母ターフデザイナー）

クインズセレネ（2021年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の女神」。毛色は芦毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時18歳）と交配したターフデザイナーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月20日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のランランガールを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月12日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4歳（2025年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

4月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は河原田菜々騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

11月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。