アタルガティス（2011年生、母マターラミツル）

アタルガティス（2011年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「シリア神話の豊穣の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時8歳）と交配したマターラミツルが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地6戦0勝2着2回、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の一般C4。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月23日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

3月21日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

8月10日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したサクラヴィオーラを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月6日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、アースプレイにハナ差交わされて2着となった。

9月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

11月19日、中6週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月2日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

2月13日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカビスタに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた14戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンゼンマリリンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

5月17日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた16戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、鹿沼ブルー賞（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた17戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、スターガザール賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、胆沢城あやめ祭り賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月8日、中5週で迎えた20戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、姫神賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。