トーセンアミ（2016年生、母クォリティシーズン）

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、島川隆哉によって3,564万円で落札された。

2歳（2018年）

7月1日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったバイザディンプルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたヨハン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたニューモニュメント決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたデンコウハピネス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

5月4日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップラズベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロラスベガスに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月7日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4歳（2020年）

2月16日、中9週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月19日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2020年7月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のラピスラズリ特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5歳（2021年）

1月12日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦の酒々井スプリント（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったジョイズエターナルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中3週で迎えた14戦目は、海神スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた15戦目は、初花月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月18日、中6週で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ゴーアサヌマ誕生特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のギンゴーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月2日、中1週で迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキクノウェスターに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったブレスロガールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコウエイタケルに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月11日、中3週で迎えた20戦目は、スイレン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマーチャンスルーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月28日、中4週で迎えた22戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、あきほ生誕記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、スリングショットに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月16日、中4週で迎えた24戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた25戦目は、しまね和牛特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。