レヴィテーション（2021年生、母アンティグラビティ）

レヴィテーション（2021年1月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「空中浮揚、空中浮遊。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時18歳）と交配したアンティグラビティが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月24日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月19日、中7週で迎えた2戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2024年）

2月24日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソニックロプロスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月23日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

8月31日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のバロンをクビ差振り切って制した。

9月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。