アナフィエル（2013年生、母ハギノルチェーレ）

アナフィエル（2013年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「神の技の意味を持つ天使の名」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時19歳）と交配したハギノルチェーレが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月27日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は412kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーセントマリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2016年）

1月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

8月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

11月6日、中3週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4歳（2017年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず13着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。