トミケンアマート（2008年生、母スプリングジャガー）

トミケンアマート（2008年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋最愛の人（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時11歳）と交配したスプリングジャガーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は落合一己。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月11日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は406kg。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3歳（2011年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、アンゲネームにクビ差交わされて2着となった。

2月6日、中1週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

5月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

5月29日、中3週で迎えた7戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハッピートゥデイをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月30日、中9週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

12月24日、中7週で迎えた10戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

4歳（2012年）

2月5日、中5週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた12戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた13戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、サンケイリビングカップ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月30日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた16戦目は、若葉賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、はなてまり賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で渡瀬和幸騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡瀬和幸騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡瀬和幸騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で渡瀬和幸騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で渡瀬和幸騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で渡瀬和幸騎手（11戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒビキライトを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

9月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で渡瀬和幸騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で渡瀬和幸騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で渡瀬和幸騎手（14戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアメイズリーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で渡瀬和幸騎手（15戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアシタハドッチダに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月15日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で渡瀬和幸騎手（16戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で渡瀬和幸騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で渡瀬和幸騎手（18戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。