キタサンスワロー（1989年生、母シヤダイランジング）

キタサンスワロー（1989年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時12歳）と交配したシヤダイランジングが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山春牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

6月9日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったパープルティアラに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

6月15日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネセラヴィに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中5週で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた5戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の牡丹特別 2組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた14戦目は、4歳（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトランシットヒーロから6馬身差の2着となった。

7月19日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のやまゆり特別 2組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のサルビア特別 2組（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヴィジョンクエストに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月2日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のプラタナス特別 1組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月23日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、一般C1三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた20戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、シンデレラ特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1993年）

4月2日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、花便り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた22戦目は、鯉のぼり特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた23戦目は、一般C1三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。