ヌーシャテル（2019年生、母ムードン）

ヌーシャテル（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ムードン近くにある、スイス最大の湖。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のザファクター（当時11歳）と交配したムードンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方32戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2022年の一般C22。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額900万円（4.5万×200口）で一口馬主が募集された。

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月27日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

8月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた4戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシャイニーメインに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた6戦目は、ペルセウス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったワイルドアイズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、ユーチューバー馬めがね感謝記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた10戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（4戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイプルリーフを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2023年）

2月11日、中8週で迎えた11戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4月16日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた14戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月2日、中7週で迎えた17戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた18戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、登さんお疲れ様特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、詩花10歳誕生日特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したホルスに半馬身届かず2着となった。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた21戦目は、福山競馬記念特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したミスサンフラワーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月2日、中1週で迎えた22戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、矢野貴史勇退記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2024年）

1月9日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた26戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた31戦目は、永井誠・富樫佳宏特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（10戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎雅由騎手（11戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

6月2日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎雅由騎手（12戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた35戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のノーセキュリティに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月21日、中1週で迎えた36戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青海大樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアストラルポケットに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月17日、中3週で迎えた37戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青海大樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のツヅミボシに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月1日、中1週で迎えた38戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で青海大樹騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1 13（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青海大樹騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったリックタンジロウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた40戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、一般C1-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウケンセイをアタマ差振り切って6勝目をゲットした。

10月19日、中2週で迎えた41戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、プラチナリボンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中2週で迎えた42戦目は、高橋愛叶騎手を鞍上に迎えて、霜見月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。