スチュードベーカー（1995年生、母シュアンス）

スチュードベーカー（1995年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュネイビー（当時11歳）と交配したシュアンスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回、中央障害9戦2勝。2000年の新潟ジャンプステークス(ハンデJG3)で3着に入った他、2000年の福島ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月8日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のペンタルビーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1998年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月22日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず17着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

10月11日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月5日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったパラティーノにねじ伏せられて8馬身差の2着となった。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラシックグリーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（1999年）

1月16日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の大島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

8月1日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた16戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンワードサラを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月19日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

5歳（2000年）

4月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 雨）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエヌワイサクシードに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月24日、中5週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月29日、中2週で迎えた23戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のチアズニューパワーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月20日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で江田勇亮騎手（7戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた25戦目は、ナッキージャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田勇亮騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田勇亮騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（2001年）

8月18日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた29戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。