エースデヨバン（2002年生、母ターフトレジャー）

エースデヨバン（2002年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「エースで４番（リーダー的な存在になれるように）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時10歳）と交配したターフトレジャーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地35戦2勝2着3回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月10日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったニシノカエデマルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた3戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月15日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のメイショウワグナーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月12日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村浩平騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2006年）

4月23日、約8か月の休み明けで迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の加治川特別（新潟芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は北村浩平騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトップステイを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

7月8日、中5週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の如意ヶ嶽特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

5歳（2007年）

6月2日、約10か月の休養明けで迎えた15戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったマシロンガールにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

6月23日、中2週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したサインゴールドを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6歳（2008年）

4月19日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた21戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた22戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月15日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

11月22日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

7歳（2009年）

1月18日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

2月15日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月28日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（7戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4月18日、中6週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月30日、中5週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（8戦0勝）。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

8歳（2010年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた33戦目は、4歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（9戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた35戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

7月1日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、夏椿特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

7月8日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた37戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、乗鞍短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた38戦目は、アベリア特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた39戦目は、くすの木特別（名古屋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、唐松特別（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた41戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、すもも特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた42戦目は、青桐特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた43戦目は、なでしこ特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。