フローラルカーヴ（2004年生、母インディアナカーヴ）

フローラルカーヴ（2004年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花香る曲がり角」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したインディアナカーヴが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回。2007年のアネモネステークス(オープン牝)で2着に入った他、2006年のさざんかステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

17歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、シグラップ・マネジメントによって110万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月25日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーセンアイリスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2007年）

2月11日、中7週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエミーズスマイルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

11月23日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコアレスコジーンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4歳（2008年）

4月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月2日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5歳（2009年）

5月2日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

8月1日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

9月27日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、6着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた14戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

12月20日、中7週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。