バンジョキャラット（2001年生、母クレアーズオピニオン）

バンジョキャラット（2001年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バンジョー（弦楽器）＋キャラット（宝石の重さの単位）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時13歳）と交配したクレアーズオピニオンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、才高信安によって661.5万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月10日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のプリティメーカーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3歳（2004年）

1月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月7日、中1週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

9月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。