コスモサガルマータ（2020年生、母エーソングフォー）

コスモサガルマータ（2020年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+エベレスト(ネパール語)。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時13歳）と交配したエーソングフォーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,210万円で落札された。

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月11日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルメモリーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

10月15日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの紫菊賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダノントルネードに1馬身半の差をつけて優勝

11月26日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の京都2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3歳（2023年）

8月5日、約8か月半の休み明けで迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルモーントに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

9月18日、中5週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

10月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールドエクリプスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4歳（2024年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムコパノリッキーカップ（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

5月12日、中8週で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの下鴨ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの保津峡ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。