テンチャスカーラ（2021年生、母ベルモントエルメス）

テンチャスカーラ（2021年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「虹(ポーランド語)+梯子(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のレインボーライン（当時8歳）と交配したベルモントエルメスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。主な勝ち鞍は2024年のSAGAリベンジャーズ(一般C2 28)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって330万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月14日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定3歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月31日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月2日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るカイゼルスベルグを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた4戦目は、一般C2 19（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた5戦目は、江北町ふるさと納税で検索!杯（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2 17（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたケラムール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2025年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2 16（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた9戦目は、合林海斗騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。