ミキノファンタジー（1997年生、母トミトランス）

ミキノファンタジー（1997年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンキリコ（当時12歳）と交配したトミトランスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、地方25戦4勝2着2回。1999年のオークス（優駿牝馬）(牝地方重賞)で3着に入った他、1999年の青雲賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富岡喜平から「北海道8月市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

広瀬龍夫厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（1999年）

6月4日、デビュー戦は木村佳世騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノジュリアンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月12日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村佳世騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマジックファイアーに3/4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月2日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマジックファイアーに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月1日、中3週で迎えた4戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリネンチヨノオーに1馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月10日、中5週で迎えた5戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の芙蓉特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の青雲賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、かなり遅いペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2000年）

1月2日、中2週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月20日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの新春千葉盃（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、緩やかなペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月29日、中5週で迎えた10戦目は、3歳オープンの’00雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4月19日、中6週で迎えた11戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5歳（2002年）

8月28日、約27か月の休み明けで迎えた14戦目は、オーガスト特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

11月6日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、茜浜特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

12月4日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた16戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の銀河特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6歳（2003年）

1月24日、中6週で迎えた17戦目は、睦月特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた18戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた20戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、牡牛座特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テイエムタフネスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた22戦目は、夏木立特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アンイブニングにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月16日、中3週で迎えた23戦目は、犀星特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた24戦目は、夕顔特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた25戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。