ハイスピリティド（2005年生、母キスミーキャンドル）

ハイスピリティド（2005年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「元気一杯」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時6歳）と交配したキスミーキャンドルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般C18。

経歴

デビュー前

2歳のとき、佐藤由佳から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、田中昇によって1,060.5万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月15日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

3歳（2008年）

6月29日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

7月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい17着に敗れた。

10月5日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月16日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた8戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた9戦目は、4歳（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた10戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルエルドールに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月26日、連闘で迎えた11戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3月5日、連闘で迎えた12戦目は、きんさん筋トレ本『老筋力』出版（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた14戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ホウライクリスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた15戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた16戦目は、一般C12 15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の小林正仁さんもうすぐ還暦記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた18戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた19戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた20戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C9（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた22戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦の頑張れ加藤誓二騎手!!応援記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた25戦目は、一般C8a（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

8月26日、連闘で迎えた26戦目は、立元良&吉川智美の電撃入籍記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（11戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた27戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（12戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、シルキーリゾートに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（13戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（14戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた30戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた31戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた33戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。