ソルトブリーズ（2021年生、母オーシャンウェイ）

ソルトブリーズ（2021年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「潮風」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時18歳）と交配したオーシャンウェイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月4日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

9月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月16日、中8週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

3歳（2024年）

1月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月14日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月31日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月5日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松岡正海騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月2日、中3週で迎えた10戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のホウオウセイメイに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。