ジューヴルエール（2010年生、母マチカネタマカズラ）

ジューヴルエール（2010年1月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「翼を広げる（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したマチカネタマカズラが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地32戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の2015ワールドオールスタージョッキーズ第1戦(500万下)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額5,000万円（10万×500口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月10日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデニムアンドルビーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月4日、中9週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月14日、中9週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月20日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた6戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月2日、中6週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月24日、中9週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上はW.ビュイック騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

5歳（2015年）

1月24日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

6月28日、中8週で迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲城特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた22戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジュンファイトクンを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

10月18日、中6週で迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた24戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月27日、中5週で迎えた25戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2016年）

1月24日、中3週で迎えた26戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた28戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月17日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。