ヴイエルジュ（2020年生、母アルーリングハート）

ヴイエルジュ（2020年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「聖母(仏)。多くの人に敬愛されるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したアルーリングハートが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2023年のうまかつ.net金沢ジョッキー選手権7(一般C2十五)。

経歴

デビュー前

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

8月26日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた2戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

10月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権7（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンアマランスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定戦のレモン賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、祝!みーちゃん金沢競馬場初参戦記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤翔馬騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ゲラウィンに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定戦のデンドロビウム賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤翔馬騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤翔馬騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、イサムサンカに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2024年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定戦のアネモネ賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤翔馬騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のコバルトスカイをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

3月19日、連闘で迎えた10戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシダレザクラ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキノトクイーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月8日、中2週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、買って応援ありがとう賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた12戦目は、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた13戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、ポイントで馬券を買える!楽天競馬特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、セブンパワーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月14日、中1週で迎えた14戦目は、加賀温泉郷菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月2日、中2週で迎えた15戦目は、泰雅・美優の結婚記念杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月9日、連闘で迎えた16戦目は、オッズパーク杯河北潟特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、ひさしさん還暦おめでとう記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタイクーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた18戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、能登半島地震復興応援杯（40）（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた19戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、堀場裕充騎手今までありがとう特別編成（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた20戦目は、小堺家&水野家結婚記念杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったジーニーに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（10戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた22戦目は、能登半島地震復興応援杯（60）（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はリベリュールと並んで4着同着となった。

9月21日、中1週で迎えた23戦目は、☆祝☆ 卯尾友子誕生日記念（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のパイナップルリリー賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた25戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2九（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤翔馬騎手（14戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた27戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般B2九（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた28戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（15戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた29戦目は、ピンクダイヤモンド特別（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

12月28日、中1週で迎えた30戦目は、石油じゃぶじゃぶ同好会杯（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（16戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。