エービーシーエース（2001年生、母フォーマルドレス）

エービーシーエース（2001年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋切り札」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルイニシャチブ（当時14歳）と交配したフォーマルドレスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は杉山義行。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、杉山義行から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、杉山義行から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、稲田義治によって525万円で落札された。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月4日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月8日、中4週で迎えた2戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月7日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた6戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた7戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトウキックをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月11日、中8週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したマルカキセキを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

11月24日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、白川郷特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた15戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

4歳（2005年）

1月16日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた17戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。