デンコウマオ（2008年生、母フジタカローズ）

デンコウマオ（2008年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋オリンピック銀メダリスト浅田真央選手より」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時10歳）と交配したフジタカローズが11歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山春牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方28戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の菊地真誕生日記念2011。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月3日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

3歳（2011年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月17日、中6週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月25日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月22日、中3週で馬体重を前走から28kg戻して迎えた8戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の菊地真誕生日記念2011（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムカルチェに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったラブステラーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた13戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の文甫特別記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったビットオブラックに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月28日、連闘で迎えた15戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた16戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた18戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた19戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミステリーキーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月10日、中0週で迎えた20戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、フィクスドスターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったオーバーアチーバーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中4週で迎えた22戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のThanks笠松けいば第1戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた24戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒルノベーグルを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

3月27日、連闘で迎えた25戦目は、一般C13（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月6日、中0週で迎えた26戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月3日、中0週で迎えた28戦目は、安田夏輝1歳誕生日記念（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったライブリアンジェロに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月7日、連闘で迎えた29戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のチュウワミラクルを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

5月24日、中1週で迎えた30戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、飛騨川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた31戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた32戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた33戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムシーザーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月29日、中6週で迎えた34戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、蛭ヶ野特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた35戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。