マンダリンチーター（2006年生、母マンダリンママ）

マンダリンチーター（2006年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋地上最速の動物名」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時14歳）と交配したマンダリンママが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨミネ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の小松木場潟特別(一般C3一)。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月19日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

3歳（2009年）

3月28日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

9月5日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた7戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-6（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パープルパッピーにハナ差交わされて2着となった。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3七（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月6日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3三（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3六（金沢ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月1日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月8日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3六（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシャインジュエリーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリンガスルビーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月31日、中8週で迎えた23戦目は、一般C3三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したマイハマハーバーを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、宝達山特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したグラスダンサーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、小松木場潟特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエバータイムを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

10月31日、中2週で迎えた27戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた28戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた29戦目は、志賀町名産ころ柿特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた30戦目は、野々市キウイフルーツ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。