パッションシチー（2003年生、母ハシルユタカヒメ）

パッションシチー（2003年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「情熱＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時10歳）と交配したハシルユタカヒメが15歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山春牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月10日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

3歳（2006年）

3月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月25日、中0週で迎えた3戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

4月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月7日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず最後はロドリゴダンサーと並んで8着同着となった。

8月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。