マヨルカフレイバー（2016年生、母メイショウアンデス）

マヨルカフレイバー（2016年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スペインの地名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したメイショウアンデスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は富田牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上C2 29。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、尾田信夫によって1,728万円で落札された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月23日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

4月21日、中7週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では目立つような脚を使えず17着に敗れた。

8月4日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

9月14日、中5週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた6戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ミユキディオニソスにクビ差交わされて2着となった。

10月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた9戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のリッカシップを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

4歳（2020年）

1月13日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったビディーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ウインライジンに半馬身交わされて2着となった。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったシゲルアマゾナイトに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。