ミスウインストン（2011年生、母ゴンチャローワ）

ミスウインストン（2011年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したゴンチャローワが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方21戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月11日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキモンオレンジに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月19日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月24日、中6週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1870m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

10月29日、中4週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、芦屋川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた9戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4歳（2015年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三四（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のキタサンダイチに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月2日、中3週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、若草特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

4月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、春興賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったドミヌスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月15日、中3週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた14戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた15戦目は、白百合特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ミライヘノマイに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中2週で迎えた16戦目は、平塚市特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた17戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、宮ヶ瀬ふるさとまつり・花火大会特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた18戦目は、新涼特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、大山ミシュランガイド掲載記念（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた20戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、月光賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月10日、中4週で迎えた21戦目は、ホオジロ賞（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた22戦目は、船橋ファイナル2015（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた23戦目は、サンタクロース特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

5歳（2016年）

1月20日、中3週で迎えた24戦目は、目利き番頭船えもんカップ（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた25戦目は、寒明け賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた26戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた27戦目は、スプリング賞（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で川島正太郎騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた28戦目は、豊四季賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川島正太郎騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。