クレーキング（2022年生、母クインアマランサス）

クレーキング（2022年1月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「赤土の王者。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のナダル（当時5歳）と交配したクインアマランサスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年の東京ダービー(Jpn1)で2着に入った他、2025年のユニコーンステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

6月15日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパースウェイドに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月28日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月23日、中7週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったナチュラルライズを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3歳（2025年）

1月25日、中8週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニーシップに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったカナルビーグルにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中5週で迎えた6戦目は、3歳Jpn1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナチュラルライズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートクラシック（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。