アブソリュカフェ（2011年生、母シルクチャプター）

アブソリュカフェ（2011年1月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「絶対的な（仏）＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したシルクチャプターが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地31戦1勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月3日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

10月20日、中7週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネルジパングに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて17着に敗れた。

3歳（2014年）

2月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月23日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

8月16日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月18日、中8週で迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の天童特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月6日、中1週で迎えた13戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に終わった。

4歳（2015年）

1月31日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

3月14日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5月17日、中8週で迎えた16戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

8月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月23日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5歳（2016年）

1月31日、中9週で迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた21戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

6月11日、中8週で迎えた22戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月3日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた24戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2017年）

4月16日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7月22日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。

10月15日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた30戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

7歳（2018年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

4月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

9月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。17着に終わった。