サークルブラック（1996年生、母イチノライジング）

サークルブラック（1996年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトライバルセンプー（当時19歳）と交配したイチノライジングが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、地方43戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は1999年のアラ系一般B。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ナカノファームから「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、石川県馬主協会によって315万円で落札された。

南昭造厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1998年）

7月12日、デビュー戦は加藤和義騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（金沢ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は417kg。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アロワナリングに交わされて1馬身差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジュンコームテキに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイスローンに7馬身の差をつけて制した。

8月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアラブ若駒賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハヤテイナズマオーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月19日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローゼンコトブキに1馬身の差をつけて優勝

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和義騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハーバーレインボーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月15日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和義騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のアラブ3歳優駿（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和義騎手（10戦4勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（1999年）

4月5日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で加藤和義騎手（11戦4勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で加藤和義騎手（12戦4勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で加藤和義騎手（13戦4勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で加藤和義騎手（14戦4勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で加藤和義騎手（15戦4勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で加藤和義騎手（16戦4勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で加藤和義騎手（17戦4勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で加藤和義騎手（18戦4勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセレスレイに5馬身の差をつけて5勝目をマークした。

8月10日、中1週で迎えた20戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で加藤和義騎手（19戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イシノシュウホウに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で加藤和義騎手（20戦5勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジェイサンボーイを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

9月21日、中3週で迎えた22戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は22戦連続で加藤和義騎手（21戦5勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は23戦連続で加藤和義騎手（22戦5勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキノセイコに1馬身の差をつけて優勝

10月17日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦のアラブ大賞典（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は24戦連続で加藤和義騎手（23戦6勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、香林坊特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は25戦連続で加藤和義騎手（24戦6勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた26戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は26戦連続で加藤和義騎手（25戦6勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンダーレイナに3馬身の差をつけて制した。

12月27日、中1週で迎えた27戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は27戦連続で加藤和義騎手（26戦7勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

4歳（2000年）

4月2日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は28戦連続で加藤和義騎手（27戦7勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は29戦連続で加藤和義騎手（28戦7勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトキノセイコを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月30日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた30戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は30戦連続で加藤和義騎手（29戦8勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた31戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は31戦連続で加藤和義騎手（30戦8勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた32戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は32戦連続で加藤和義騎手（31戦8勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた33戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は33戦連続で加藤和義騎手（32戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた34戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は34戦連続で加藤和義騎手（33戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた35戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は35戦連続で加藤和義騎手（34戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

9月15日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた36戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は36戦連続で加藤和義騎手（35戦8勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた37戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は37戦連続で加藤和義騎手（36戦8勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた38戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は38戦連続で加藤和義騎手（37戦8勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月31日、中1週で迎えた39戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は39戦連続で加藤和義騎手（38戦8勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたホッカイブルー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた40戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は40戦連続で加藤和義騎手（39戦8勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた41戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は41戦連続で加藤和義騎手（40戦8勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた42戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は42戦連続で加藤和義騎手（41戦8勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた43戦目は、牝馬限定戦のアラブクイーン賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は43戦連続で加藤和義騎手（42戦8勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。