カネトシアーネスト（2002年生、母アラデヤ）

カネトシアーネスト（2002年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋本気、真面目」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時10歳）と交配したアラデヤが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は富田恭司。戦績は、中央平地21戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、富田恭司から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月31日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったエイシンリトルオーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

10月2日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したメジロドルフィンにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したエイシンアバロンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハイタイドに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（2005年）

7月16日、約8か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下の九十九島特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（11戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（12戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したクンダリーニに3/4馬身届かず2着となった。

12月24日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で飯田祐史騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

4歳（2006年）

1月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で飯田祐史騎手（14戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で飯田祐史騎手（15戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のマヤノサムサラに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3月12日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で飯田祐史騎手（16戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で飯田祐史騎手（17戦2勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で飯田祐史騎手（18戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5歳（2007年）

5月12日、約12か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で飯田祐史騎手（19戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。