ゼリービーン（2000年生、母ジュエルヒル）

ゼリービーン（2000年2月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「菓子」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時6歳）と交配したジュエルヒルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の登別特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月16日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したシルヴァンスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月4日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したベルリオーズを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、コウユーゴーゴールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のバンブーヌエバに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月6日、中4週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴッドノーブルに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

8月16日、中5週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

10月19日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月30日、中2週で迎えた10戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1200m 曇/不良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2004年）

3月20日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下のメジロラモーヌメモリアル（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹之下智昭騎手（5戦0勝）。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹之下智昭騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹之下智昭騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダンシングブルームをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

8月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹之下智昭騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で竹之下智昭騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で竹之下智昭騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5歳（2005年）

1月5日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた22戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず最後はフォローザウインドと並んで9着同着となった。

2月19日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。