ラベルフィーユ（2005年生、母グランシェール）

ラベルフィーユ（2005年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「美人（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時8歳）と交配したグランシェールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方4戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の名古屋3歳牝馬( 牝)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

6月30日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

11月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3歳（2008年）

1月26日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3月21日、中7週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミカワクイーンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月27日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、セントオマールに交わされて約11馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ヒシフラッシーに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミカワクイーンに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。