エリモヴィエント（2009年生、母ユニバーサル）

エリモヴィエント（2009年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋風（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時8歳）と交配したユニバーサルが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方30戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月16日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったカシノラピスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3歳（2012年）

3月18日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したミラクルムーンに半馬身届かず2着となった。

4月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた10戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた11戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイドシャトルを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月7日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた16戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の年忘れ特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4歳（2013年）

1月1日、連闘で迎えた18戦目は、初日の出特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

1月7日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず最後はネコグンダンと並んで9着同着となった。

1月28日、中2週で迎えた20戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、姫椿特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた22戦目は、越生町のマスコットうめりん賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた23戦目は、幸手ハッピーハンド賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月1日、中0週で迎えた24戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた25戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた26戦目は、船橋オート5.15開幕黒潮杯（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた27戦目は、薫風特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた28戦目は、深緑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（11戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた29戦目は、さくらんぼ特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で橋本直哉騎手（12戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた30戦目は、エルタニン特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で橋本直哉騎手（13戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で橋本直哉騎手（14戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた32戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、雲取山特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた33戦目は、トロピカルサマー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（15戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた34戦目は、柏尾川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（16戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（17戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（18戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた37戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（19戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた38戦目は、JA高崎ハム75周年賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（20戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた39戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2四五（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。