コウエイチャペル（1987年生、母トーエイローズ）

コウエイチャペル（1987年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサイドチヤペル（当時5歳）と交配したトーエイローズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着3回、地方6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

吉永猛厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

10月7日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた3戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のステップホマレに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳400万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦1勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

3歳（1990年）

3月3日、中9週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、レガシーチャージに半馬身交わされて2着となった。

8月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた13戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、グロリアトウショウに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた17戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田幸春騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズカテイオーに1馬身3/4の差をつけて制した。

2月9日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松田幸春騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

7月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田幸春騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田幸春騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、キューティハートに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田幸春騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く粘り込んで、最後は2着のブランドモアーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月15日、中1週で迎えた24戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた26戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は土肥幸広騎手（9戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5歳（1992年）

1月22日、中9週で迎えた28戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、万両特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月6日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、B2ハ（中京(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた30戦目は、B2ニ（中京(地)ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマックスグロリーから1馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた31戦目は、井手上慎一騎手を鞍上に迎えて、B2ニ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月24日、中7週で迎えた32戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。