スキャターダンサー（2002年生、母プレジャートレジャー）

スキャターダンサー（2002年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋ダンサー」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時5歳）と交配したプレジャートレジャーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方14戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳B4。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

12月11日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

3歳（2005年）

3月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた3戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1300m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンライトアズマに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月5日、連闘で迎えた4戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルヒスキーに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のオリーブ賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦の田井まさる合格記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた12戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の金沢競馬売店組合森本売店杯（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた16戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。