タイキシムーン（2006年生、母リバフ）

タイキシムーン（2006年1月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋中近東地域の熱風を伴う砂嵐現象」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時7歳）と交配したリバフが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパンから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、RRAによって1,050万円で落札された。

大樹レーシングクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフルボディーにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月2日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したイグナイトカフェにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグレートダンサーを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

4歳（2010年）

2月13日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

3月13日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

5歳（2011年）

1月18日、約10か月半の休養明けで迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。