オーバーザムーン（2009年生、母メイプルダンス）

オーバーザムーン（2009年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大喜びしている、とても幸福で」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時6歳）と交配したメイプルダンスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地11戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

7月1日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

8月26日、中5週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。最後は、2着のステージマキシマムに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に敗れた。

10月28日、中5週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

4歳（2013年）

6月15日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

10月5日、中9週で迎えた11戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて18着に終わった。