ウイニングベット（1985年生、母ノースフェイス）

ウイニングベット（1985年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時18歳）と交配したノースフェイスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

2月29日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったタマノヨーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったサンデーホストにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサンリバナッシュに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月17日、中4週で迎えた7戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた8戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の足立山特別（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり最後はサツマプリティーと並んで7着同着となった。

8月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の高千穂特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（1989年）

4月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6月17日、中2週で迎えた14戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた15戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルキーリノに半馬身交わされて2着となった。

8月6日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイブルクロスに9馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5歳（1990年）

5月20日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。