ニシノセイリュウ（1996年生、母ニシノフラワー）

ニシノセイリュウ（1996年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時11歳）と交配したニシノフラワーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地13戦3勝。1999年の若駒ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月31日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマチカネハナマツリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスリリングサンデーを上がり1位の末脚で半馬身差し切って制した。

4月18日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 雨/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

6月6日、中6週で迎えた4戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦2勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

4歳（2000年）

2月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた7戦目は、5歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で河内洋騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマチカネハレスガタを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月24日、中5週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で河内洋騎手（8戦3勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

5歳（2001年）

1月14日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で河内洋騎手（9戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月18日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

7歳（2003年）

3月16日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた12戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。