テイエムハナフブキ（2002年生、母フジアザミ）

テイエムハナフブキ（2002年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花吹雪」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したフジアザミが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）冨岡牧場。戦績は、中央平地16戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月2日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は462kg。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に終わった。

3歳（2005年）

6月4日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデュークタイフーンに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2006年）

3月11日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月16日、中2週で迎えた11戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。