ヤスノテイオー（1995年生、母アイノミユキ）

ヤスノテイオー（1995年4月21日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時12歳）と交配したアイノミユキが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）齊藤英牧場。戦績は、中央平地17戦1勝、中央障害12戦4勝。2001年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で3着に入った他、2000年のイルミネーションジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月12日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた4戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3歳（1998年）

4月11日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で日吉正和騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で日吉正和騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で日吉正和騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で日吉正和騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホッカイローガンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下のすいれん賞（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で日吉正和騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で日吉正和騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（1999年）

2月7日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で日吉正和騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた14戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は日吉正和騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

5月1日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のターンオンザライトに約16馬身の大差をつけて優勝

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエーピーランドに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

10月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3760m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2000年）

5月6日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、5歳以上900万下の日光特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦2勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月3日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3370m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 雨）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月4日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンエスコートに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

12月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で植野貴也騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマキシマムプレイズに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月23日、中2週で迎えた26戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で植野貴也騎手（8戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2001年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で植野貴也騎手（9戦4勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

4月14日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で植野貴也騎手（10戦4勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月12日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。9着に敗れた。