ヒルノセビリア（2021年生、母ヒルノマテーラ）

ヒルノセビリア（2021年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+スペインの都市名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のAnimal Kingdom（当時13歳）と交配したヒルノマテーラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。主な勝ち鞍は2024年の池上遼トリプルクラウン記念(一般C10)。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月10日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦0勝）。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川吉洋騎手（7戦0勝）。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

7月14日、中6週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月31日、中6週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

10月10日、中5週で迎えた11戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、池上遼トリプルクラウン記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイセイビクトリアを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ極ウマくん賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、祝!美子店長爆誕記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。