ネオコルテックス（2006年生、母グレイスカノン）

ネオコルテックス（2006年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大脳の新皮質」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時6歳）と交配したグレイスカノンが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大原ファーム。主な勝ち鞍は2010年の一般C2七八。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月19日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

12月14日、中7週で迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

3歳（2009年）

1月24日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月5日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

8月16日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた11戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4歳（2010年）

1月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のコアレスジェスターをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月5日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンライズアイにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、北区特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は石川駿介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、緑風特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、かんむり座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた21戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、わし座特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた22戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。