フウゲツムヘン（2019年生、母シンラバンショウ）

フウゲツムヘン（2019年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風月無辺。自然が際限なく美しい様。限りない活躍を期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したシンラバンショウが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額1,320万円（1.32万×1000口）で一口馬主が募集された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月21日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

3歳（2022年）

1月16日、中7週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月17日、中9週で迎えた6戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のサバンナチャンスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月5日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

4歳（2023年）

1月15日、中9週で迎えた9戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

4月15日、中9週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

6月3日、中6週で迎えた12戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/不良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

7月18日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた14戦目は、染色月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた15戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた16戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1（浦和ダート800m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた18戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5歳（2024年）

1月12日、中7週で迎えた19戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、みのりん生誕10000日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、セルクルクルミにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

1月26日、中1週で迎えた20戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、初春月賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマナラズベリーに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月19日、中2週で迎えた21戦目は、雪明り特別（笠松ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた22戦目は、かっちゃん杯（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい4着に敗れた。

7月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のサツキフラッシュを半馬身振り切って久々の一戦をモノにした。

8月16日、中3週で迎えた24戦目は、郡上踊り特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた25戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、長月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた26戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったエルーシアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた27戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、祝!すぐるさん!中村傑生誕記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。