エイティマドンナ（1985年生、母マザーランド）

エイティマドンナ（1985年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のホスピタリティ（当時6歳）と交配したマザーランドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

吉永猛厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

10月10日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（1988年）

2月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ワンモアマイハートに半馬身交わされて2着となった。

2月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のアサマオーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月9日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月10日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4歳（1989年）

2月25日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヤマトビューテイに1馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

3月18日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

7月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた21戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

11月6日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミコーサンに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

5歳（1990年）

1月9日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。