サクラユタカヒメ（1986年生、母アンジエリカ）

Sakura Yutaka Hime

1986.05.19

サクラユタカヒメ（1986年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のジユニアス（当時10歳）と交配したアンジエリカが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地12戦2勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

12月4日、デビュー戦は関口睦介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハッピートレーシーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

10月7日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のゲイリーソニックをハナ差振り切って2勝目をゲットした。

12月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の師走特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた10戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4月8日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の’90ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は小島太騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。