トモミフェリーチェ（1999年生、母ピンクサファイア）

トモミフェリーチェ（1999年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のハートレイク（当時8歳）と交配したピンクサファイアが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三澤牧場。戦績は、地方34戦2勝2着3回。2002年のユングフラウ賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三澤牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

佐々木功厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

8月23日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は485kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイショウポッポに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るピーエムティアラを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月19日、中9週で迎えた4戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の冬苺特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の春駒特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

2月7日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月27日、中2週で迎えた7戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のあやめ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦の牡丹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

9月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C1四イ（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた12戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1八九（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1六ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1七イ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1五ア（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4歳（2003年）

1月3日、中4週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、初詣特別（浦和ダート1600m 雪/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた18戦目は、千両特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（9戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

2月6日、中1週で迎えた19戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1四以下（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた20戦目は、清明特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた21戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

8月20日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2一ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた24戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のユウコウローレルをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

11月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、一般C1五ア（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったキングスルーラーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中4週で迎えた27戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5歳（2004年）

1月1日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったイーストダーリングに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月14日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（11戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月26日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は白田日出夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の闘争本能でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

7月20日、中7週で迎えた31戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2六（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。