スルージエアー（2006年生、母ライクザウインド）

スルージエアー（2006年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「風を切って」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時13歳）と交配したライクザウインドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

14歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、木下牧場によって330万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,200万円（55万×40口）で一口馬主が募集された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

3歳（2009年）

6月6日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月2日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたエストレーラ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

10月24日、中3週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。