ジョーマンデリン（2016年生、母ジョーアラマート）

ジョーマンデリン（2016年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+スマトラ島で生産されるコーヒー豆。父名より」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時10歳）と交配したジョーアラマートが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山際牧場。戦績は、中央平地2戦1勝。2020年の函館スプリントステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月10日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエターナルブレイズを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3歳（2019年）

6月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルパッセに1馬身1/4の差をつけて久々の一戦を物にした。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のメイラヴェルに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上3勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハウメアにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月4日、中1週で迎えた6戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月3日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（4戦1勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4歳（2020年）

3月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月12日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月3日、中2週で迎えた11戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月14日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のザイツィンガーに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

6月21日、連闘で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月25日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/重）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月6日、中5週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月16日、中5週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

4月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

2021年4月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。